日本政府から2022年3月には外国人の新規入国再開を示唆する発表がありましたのでミャンマー側の状況に関してお伝えいたします。
政府の出入国手続きについて
まず日本の入国制限の緩和がされた場合、在ミャンマー日本大使館もそれに合わせてビザ発給業務を再開するものと思われます。またミャンマー労働省も業務を行なっておりますので、出国に際するスマートカードの発行業務も再開されると考えております。
理由としましては現時点でも日本からの求人票(デマンドレター)の受付は通常通り行われており、労働省も外国への出国を制限していることはありません。出入国に関しては制限はかかっておりませんので、日本の入国制限が解除され次第、日本へ渡航可能な状態です。
航空便について
ただしコロナの影響による、国際定期便の離発着は禁止されておりますのでこの措置が解除されるまでは臨時便にて出国をすることとなりそうです。(ANA臨時便は現在月に2、3便の運行を行なっていますので出国は可能です)
航空便の本数と乗客数により航空運賃は左右されます。現在は乗客数が少ないために臨時便の航空運賃は高騰しております。しかし日本の入国制限が解除されると実習生や留学生が一斉に日本へ渡航することができる状態になりますので、その状況になると乗客数が増え臨時便の本数が増えることが予測されます。そして、本数と乗客数が増えることにより航空運賃は値下がると考えております。
また、国際定期便の離発着の制限解除がされた場合は、定期便が運行再開されると考えておりますが、その見通しに関しては政府決定に依存しておるため、いつ定期便が再開されるかは不明です。
現時点で間違いなく言えることは出国に関してクーデターの影響は限定的であり、特に大きな影響を及ぼしていません。
入国スケジュールについて
約2年続いている新型コロナウィルスの影響により、多くの出国待ちの人が累積しております。一斉に入国することができないため、日本政府も順番に入国を受け付けていくものと考えられています。入国スケジュールに関しては政府のレギュレーションに即して入国処理が行われていくために、いつ入国できると断定することはできませんが、順番に入国が進んでいくことが予測されております。
現地の送出し機関の活動について
弊社では昨年末から月間5、6社程度のオンライン採用面接を実施しており、ミャンマーと日本をSKYPEやZOOMを使いオンラインで繋いだ上で、採用面接を行なっております。
日本の受け入れ企業からのオファーが入り次第、日程を調整の上、面接を実施。採用人数の3-5倍の候補者が面接に臨んでおります。2022年に入ってからの1月2月で30名以上の合格者が決定されております。
面接ご希望に関して監理団体の担当者の方へご相談くださいませ。また直接のご連絡の場合はお問合せフォームもしくは東京事務所へとご連絡いただければ折り返しご返信をしております。
またご不明点やより詳細のご質問ございましたら、個別でご質問いただければお答えしておりますので、お気軽にご連絡くださいませ。