ARBOURFIELDの事前教育の日本語学習の仕組み
ARBOURFIELDは面接で合格してから日本語学習をするスタイルではなく、日本で実習をしたいと入学してきた学生に対しまず6ヶ月間の日本語学習を行います。最初は「あいうえお」からひらがなカタカナの読み書きを学び、練習帳を使い実際に書いて覚えます。この基礎から始まり、次に一般的によく使われる教科書の「みんなの日本語1」へと進みます。このみんなの日本語1は日本語だけしか書いていないので、全くゼロから始めた学生たちは最初は戸惑いますが、先生のレッスンと合わせて、ミャンマー語が入ったみんなの日本語解説書を用い、自習もできるように準備しています。
事前の6ヶ月でN4レベルまでの学習を行う
面接合格前ですが6ヶ月間の期間設定でN4までの学習を行います。ただし、みんなの日本語Ⅱまでを一気にやるために反復をしなければ頭に残りません。まずはやらせることやってみることから日本語学習を進めます。この6ヶ月間の間にインタビュー(企業面接)を受ける生徒もいます。前回の記事で書いた通り、学生が常に入れ替わり新陳代謝を良くするために3ヶ月ほど学習をした学生には面接の機会を与えていきます。学生のモチベーションを保つためにもこの面接というイベントは一大イベントとなります。もちろん面接に落ちても学習を続け自己能力の向上に努めさせます。
合格したら会話総合クラスも受講
面接に合格した学生たちは6ヶ月の事前学習が終わっていない場合は、並行して会話の総合クラスに入ります。日本に行ってからは日本語漬けになりますが、日本に行く前、ミャンマーでの学習中も多くの日本語に触れることが大切です。これにより日本語に対する免疫力を付け、日本に行ってからもできるだけ早く日本語を使いこなせるように会話クラスが重要と位置付けております。会話クラスは合格してから出国までの約6ヶ月間の間受け続けます。入管申請の期間が短くなる場合で4ヶ月ほどは受講することとなります。よって合格後は事前6ヶ月のクラス+会話クラスの二本立てとなり、より多くの日本語学習時間を使い、日本語力を高めていきます。
事前学習での日本語力
上記のように日本語楽手のカリキュラムをうまく組み込み、勉強を継続させるスタイルで学生たちに機会を与えていきますが、そうはいっても半年一年ほどの学習です。個人差もありますし、日本人が英語を6ヶ月勉強したレベルで置き換えてみるとまだまだ日本語が十分に理解できて話せるレベルではありません。学校だけではなく自宅でも復習や自習をすることで日本語力が上がっていきます。そこで我々は自宅でも学習を促すよう、宿題を出して考える自宅学習を推進します。書くことと聞くことが一番の身につく自習となりますから、一人でどうやって勉強すればよいかわからない学生たちに宿題を出し自宅でも勉強を継続させ、それを習慣化させます。
ミャンマーで得た勉強方法が日本でも生きる
ミャンマーで身につけた日本語の自習習慣は日本に行ってからも生かされます。合格したら勉強は終わりではなく日本に行ってからが本番で、ミャンマーで学んだ基礎をさらに発展させ応用し、日本語を習得するところまでできるだけ多くの学生に教えていくよう心がけています。我々送り出し機関は日本語教育に対して重きを置き、3年間の実習期間をより有意義に、また受け入れ企業にとってもより円滑な業務推進につながるよう、教育の質の向上を心がけていきます。